『谷中暮色』上映後、中沢新一さん(人類学者『アースダイバー』『森のバロック』など)をお迎えしてトークイベントが行いました。
前日まで問い合わせが殺到したため、急遽会場を変更。公開始まって以来最高の観客動員数を記録しました。
<トーク抜粋>
今の若い人たちが時間や歴史の流れにもう一度組み込まれてほしいという願いがうかがえる。
普通の若者が谷中のおじいちゃん、おばあちゃんたちと出会っていく中で、時間の糸につながっていく様子が手にとるようにわかる作品である。
個の形成には太古からの呼び声の影響が大きい。それを無視して、先のことだけを考えて生きる現代人へ警鐘をならし、大昔から未来まで時間軸を拡張して今を生きることの大切さをうたっているという点で「アースダイバー」と共通点がある。
中沢新一さんが坂本九の「見上げてごらん夜の星を」を熱唱するという展開!「谷中暮色」の加藤さんのように、塔を見上げると誰しもが歌い出してしまうのでしょうか?
このイベントのテキストは近日公開する予定です。