14日万田邦敏監督(「接吻」「ありがとう」)をお招きしてトークイベント開催。処女作「echoes 」公開時にもゲストで来ていただいた万田さんには、ミュンヘン国際映画祭で始めてお会いした仲。その時は「unloved」(カンヌ映画祭レイル・ドール賞、エキュメニック新人賞受賞。2002年公開)で参加されていたのですが、拝見して驚愕しました。また「接吻」についても拙文を寄せたことがあります。(「厳かな冷たさに向けて」Flower Wild 2008年10月)
「echoes」,「Big River」, 「谷中暮色」と、<異境>を見つめる視点から舩橋淳は映画を撮り続けてきたという万田さんの指摘は的確というしかなく、谷中が東京の真ん中にある辺境の地であるという、新たなテーゼが見えてきました。