新聞記事の訃報が、こんなに冷たく映ったことはない。
「アストレとセラドンの恋」は、遺作という語が想起させる薄暮的イメージから最も遠い、瑞々しい光線とエロスに満ちていた。「飛行士の妻」「クレールの膝」「O公爵夫人」「モード家の一夜」「緑の光線」など、もうロメール印の騙し討ちを見られないことはとても残念だ。知人から借りた「夏物語」のメイキングビデオで、南仏のビーチをスタッフの誰よりも早く駈け、あくまでも実践的な冷静さを失わずにしかし機敏に動き回る巨匠の姿に驚き、あと10年はかるく映画を撮り続けるに違いないと踏んでいただけに、この悲報は突然すぎた。
心からご冥福をお祈りしたい。
2010年1月30日
こんにちは。私もこのニュースにショックを受けました。ご冥福をお祈りします。
ところで主題からずれるお話で申し訳ないのですが、船橋さんの「谷中暮色」を見たいと思い、サイトのコンタクト先(Bog River Film)にメールさせていただいたのですが、今のところお返事をいただけていません。もし別のコンタクト先などあれば、お伺いできないでしょうか。よろしくお願いいたします。
2010年1月30日
そうですか、すみませんでした。
再度info film-echoes.com までメールいただけないでしょうか。
よろしくお願いします。舩橋