プラハ国際映画祭2010  Praha FEBIOFEST DAY 4


朝からHelena に付き合ってもらい、プラハ市街を歩く。2001年にKarlovy Vary 映画祭で来たときに、Praha Castle やCharles Bridgeなどいわゆる観光地は行ったので、プラハっ子しか行かない市街地を廻ったのだが、Michelle Forman “Amadeus”を撮影した修道院やギリシア正教の面影が強く残る巨大な教会建築はいかにも圧倒的で驚くしかないのだけど、やはりローマやイスタンブールで見たなぁと違いを区別できていない自分がいて、そんなことより、トラムを次から次へNYCの地下鉄のようにひょいひょいと乗り継いで行くのは爽快で、プラハではこうやって忙しく動いているんだ、とビジネスの息吹(といえば大げさだが)を感じることが出来たのは良かった。

夜、映画祭ディレクターのHana & Stefan に別れを告げようと、ホテルのバーへゆくと、そこにAlex Van Warmerdam (“The Last Days of Emma Black”, 未見)と Hugh Hudson が。Hudson は「Chariots of Fire (炎のランナー, 1981)」「Revolution」(1985, Al Pacino主演)ぐらいしか見ておらず、正直これといった印象は無かったのだが、Kubrick作品で「Eyes Wide Shut 」が一番ということで一致した。一方、3作連続で招待してくれたStefan夫妻は「そろそろ売れる作品を撮ったらどうだ?」と、心に痛い言葉を。仰るとおりで。

Atsushi Funahashi 東京、谷中に住む映画作家。「道頓堀よ、泣かせてくれ! Documentary of NMB48(公開中)」「桜並木の満開の下に」「フタバから遠く離れて」「谷中暮色」「ビッグ・リバー 」(2006、主演オダギリジョー)「echoes」(2001)を監督。2007年9月に10年住んだニューヨークから、日本へ帰国。本人も解らずのまま、谷根千と呼ばれる下町に惚れ込み、住むようになった。

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