京都映画祭にて、拙作「谷中暮色」の上映後、3日間京都に滞在。
原田芳雄・山根貞男の「竜馬暗殺」談義に痺れたり、鴨川を挟んだ祇園と京市街の都市設計の美しさに感服したりしましたが、ともあれ活劇を中心に、時代劇にハマッたのが贅沢だった。
三隅研次「新撰組始末記」伊藤大輔「徳川家康」衣笠貞之助「川中島合戦」は、画面に何も動いていないショットが皆無。特に伊藤大輔の小道具で、シーンがとんとんと移っていってしまう様には感涙でした。別記、石田民三「花ちりぬ」は大発見。HHHの「フラワーズ・オブ・シャンハイ」に酷似しているのは、映画史的偶然だろうか。