「谷中暮色」大阪で舞台挨拶

早朝東京を出発して、大阪で「谷中暮色」を公開する小屋シネ・ヌーヴォに向かう。
到着してみると既に上映が始まっており、支配人の山崎紀子さん、館主景山理さんに迎えられた。ほぼ満員の劇場で舞台挨拶を無難に。といっても、15分後には「動くな、死ね、甦れ!」の上映が控えており(タルコフスキー・カネフスキーという豪奢なレトロ!)借りが山ほどあるカネフスキーにだけは迷惑を掛けてはなるまいと、短くまとめ質疑にすぱっすぱっと応えようと意気込んでいると、最初の景山さんのネタフリが作品の色彩についてで、誠実に応え始め、異なる時間の往還運動と作品のショットの魅力の関係を力説してしまい、いつの間にやら15分経過、やはり自分はトークが苦手と再認識。
その後、朝日、大阪日日新聞などメディア取材を受け、夕刻にはアガリ。
晩は大阪時代の友人であり、医者の二人に母親の癌治療についてCTスキャン片手に、酒を飲みつつ相談。
明日も大阪興行は続きます。

Atsushi Funahashi 東京、谷中に住む映画作家。「道頓堀よ、泣かせてくれ! Documentary of NMB48(公開中)」「桜並木の満開の下に」「フタバから遠く離れて」「谷中暮色」「ビッグ・リバー 」(2006、主演オダギリジョー)「echoes」(2001)を監督。2007年9月に10年住んだニューヨークから、日本へ帰国。本人も解らずのまま、谷根千と呼ばれる下町に惚れ込み、住むようになった。

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