これまで撮って来た作品をまとめて見せるミニレトロは、日本でも世界でも初めての企画。クリス・フジワラ、大沢浄、宮岡秀行、三氏を交えてのトーク は刺激的で、大沢が舩橋作品の「水平から垂直への変化」・・・ロードムービーから、歴史を包有する定住の映画へ、という視点を提示したかと思えば、クリス は「日本映画が抱える致命的な2つの問題点への解決法を、舩橋作品は指し示している」と、これまた扇動的な発言。理知的に、文学的に、歴史的に、理論化さ れてしまうと、自分の作品が完全に自分のものではなくなってしまう感触であった。盛況ぶりを伝えるべく、近日中にルポは掲載される予定だ。
詳細は同志社大ウェブサイト;<映画監督・舩橋淳のエコーズ(微かな響き)>