「性と侵略 軍隊慰安所84か所 元日本兵らの証言」を読んだ。

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中国、朝鮮半島、東南アジアにどれだけ夥しい数の慰安所があったのか。
強制的に連れてこられた女性も多かったし、仕事の内容は知らされず、いい給料の仕事だといわれて連れて来られた人も多かった。
これだけの慰安所に慰安婦を”配備”するには、そうやってダマして連れてこないと無理に決まっているのは容易に想像がつくけど、現地で自ら体験した兵士の証言を聞くと、我が身のことのように実感が湧く。
これは国家による強姦である。
 
払った金はエクスキューズに過ぎない。
といっても、慰安婦たちがもらった軍票と呼ばれる日本軍発行の現地紙幣は、敗戦により紙クズとなった。トランクいっぱいに詰めた軍票を今でも覚えている、と兵士はいう。
従軍慰安婦の歴史に興味ある人には、おすすめです。
http://www.7netshopping.jp/books/detail/-/accd/1101129641

Atsushi Funahashi 東京、谷中に住む映画作家。「道頓堀よ、泣かせてくれ! Documentary of NMB48(公開中)」「桜並木の満開の下に」「フタバから遠く離れて」「谷中暮色」「ビッグ・リバー 」(2006、主演オダギリジョー)「echoes」(2001)を監督。2007年9月に10年住んだニューヨークから、日本へ帰国。本人も解らずのまま、谷根千と呼ばれる下町に惚れ込み、住むようになった。

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