僕とミニシアターについて
暗い闇に覆われた映画館に集いスクリーンを見つめることが、こんなにも貴重に感じる事態に陥るなんて思いもしなかった。 ミニシアターという場所は、映画人としての自分を育ててくれた。 高校時代、友人の誘いで今はなき西梅田の大毎地...
...暗い闇に覆われた映画館に集いスクリーンを見つめることが、こんなにも貴重に感じる事態に陥るなんて思いもしなかった。 ミニシアターという場所は、映画人としての自分を育ててくれた。 高校時代、友人の誘いで今はなき西梅田の大毎地...
...「Fukushima 50」 若松節朗 監督 冷静には見られない映画なのはわかっていた。 巨大なスクリーンいっぱいに津波が覆いかぶさってくる瞬間、もっといえば、原発前で、巨大な引き波が立ち起...
...舩橋淳監督の連載「社会の24フレーム」の第二回 FRAME #2: 映画と現代に生きる女性 が映画専門サイトCINEFIL に掲載されました。 先月開催された映画祭・東京フィルメックスの上映作品を通して、現代に生きる女性...
...大正末期だろうか、ある清流の畔で商売をする“渡し”に寄りつく幾多の人間模様を船頭・柄本明の目線から描く。 マタギや、花魁、芸者、チンドン屋など最下層の人間から、同時代の富裕層、医者、近くの町に建てられている壮大な架橋プロ...
...ようやく新宿で拝見。 ずっと見ていたいようなショットで埋め尽くされた一本。 はっとするような一瞬やただひたすら耽溺できるような時間の持続を生み出すことに命を懸けている。 男の背中の影をこれだけエロく撮ることのできる作家が...
...舩橋淳監督がジェンダーの問題に取り組んだ新作「些細なこだわり」のクラウドファンディングがスタートしました。 ぜひご協力をお願い致します! ↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓ ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆...
...すぐれたアート作品は、時代の無意識を突き、本質的な議論を喚起するもの。 大きな物議を醸し、社会の問題について多くの人が議論を交わすきっかけにもなる。それがアートの大事な役割の一つであり、僕はあいちトリエンナーレ2019の...
...さまざまな方に支えていただき漸くここまで来ました。 拙作「ポルトの恋人たち 時の記憶」Blu-ray&DVD、いよいよ本日発売です! 未公開シーンや、主演・柄本佑がロケ中にこっそり廻していたというオフショットムー...
...セメントの記憶 Taste of Cement Ziad Kalthoum 監督 父はレバノン内戦で苦しみ、破壊し尽くされた首都の復興現場で働いた。 息子は、シリア内戦を逃れ、同じ都市で移民労働者として働く・・・ ...
...The Favourite 女王陛下のお気に入り 2019 Yorgos Lantimos ヨルゴス・ランティモスによる傑作。 対仏戦争中のイングランドの宮廷劇も、演出がキレキレであれば、こうも現代的で深みのある...
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