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海を駆ける

深田晃司 2018 避けようにも避けられない凄烈なスマトラの日差しを浴びつつ、地元のインドネシア人と、NPOで働くと思われる日本人と学生が、一瞬の偶然から運命 を共にしてゆく様が、驚くべき自然さをもって記録されている一本...

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「息衝く」 

2018 木村文洋監督 3.11後に確かに訪れているはずだが、はっきりとわからないこの国の変容に向けて、アクチュアルな映画言語を紡ごうとする作家の手つき。 何かを批判するわけではない。 この社会を覆う息苦しさに口を閉ざし...

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「わたしたちの家」

清原惟監督  2018年、80分 灰色の浜辺を歩く二人の中学生の少女。 曇った寒空の下、祭りが行われるというと遠い対岸の盛り場を眺めつつ、私たちにはどうせ縁もない場所と嘆息する二人の少女の佇まいを、しっとりと受け止めるシ...

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2017年の映画・ベスト

お粗末ながら、わたくしめの2017年の映画ベストテンです。といっても、順位をつけるのは映画に反すると常日頃いっていますので、良かった映画のグループ分けだと見なしてください。 ーーーーまちがいなく傑作ーーーーー 24FRA...

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24 FRAMES Abbas Kiarostmai

FILMeX最終日にいそいそとキアロスタミの遺作を拝見。 真の傑作。今年みた中でナンバーワンかもしれない。 映画と詩の関係が、「マルメロの陽光」を思い出させた。 映画とは、画面の「枠=フレーム」という四角い物理的制約のな...

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